衝撃ダイアナンA編!第2話「サーキット族・悪魔のパーティー」の巻(その6)再UP
さやかの視線の先を確認するジェロニモ。
ジェロニモ「なんだ!機械獣が来てるじゃねーか!」
「こんなことしてる場合じゃねー!」
さやか「きゃあっ!」
ジェロニモは、いままで犯そうとしていた さやかを放り出した。
ジェロニモ「バイクは返してやるぜ!」
「そのかわり俺たちが無事に逃げられるよう、正義のスーパーロボットヒロインらしく戦えよ!」
「野郎ども、引き上げるぞ!」
ジェロニモ率いる暴走族たちが、さやかの側から離れてゆく。
さやか「たすかったわ・・・」
「でも、よりによって機械獣にたすけられるなんて・・・」
飛行要塞グールから、ブロッケン伯爵が妖機械獣ドラゴΩ1の前方を走る暴走族を確認。
ブロッケン「なんだあいつらは、やつらに騒がれては、せっかくの早朝奇襲作戦が台無しだ!」
「妖機械獣ドラゴΩ1、やつらを踏みつぶせ!」
ブロッケン伯爵の指令を受け、妖機械獣ドラゴΩ1が、ジェロニモたちの上にのしかかる。
ジェロニモ「うわーっ!」
暴走族たちは、全員、妖機械獣ドラゴΩ1に圧殺されてしまった!
さやか「ああっ!なんて酷いことを!」
暴走族を踏み潰した、妖機械獣ドラゴΩ1が、ふたたび光子力研究所を目指して飛び立った。
さやか「あっ、あいつ研究所を襲うつもりだわ!甲児くんに早く連絡をしなくちゃ!」
さやかは、立ち上がるとスカーレットもビルの無線で、光子力研究所へ機械獣接近の連絡を入れた。
連絡を入れると、さやかは、スカーレットモビルの収納ケースのフタを開け、中から”緊急用”と書かれた袋を取り出した。
スカーレットモビルには、不測の事態に備えて、数日分の錠剤非常食 と 女性用の下着 が備え付けてあったのだ。
さやか「いざという時のために、入れておいてよかったわ。」
女性用の下着を取り出したさやかは、下着の袋に書かれている文字 を見て驚いた。
さやか「何これ、トラベル用使い捨てペーパーショーツ?? 紙のパンツ ってこと?」
「素材は、コットン・レーヨン不織布・・・・」
さやかは、袋からペーパーショーツを取り出すと、現物を見て、さらに驚いた。
さやか「ひゃーっ! 使い捨てって言うだけあって、薄いわねー! ペラペラじゃない!」
「これじゃ、すぐに破れちゃうわ・・・・」
さやか「まったく、なんていうことなの! こんなのはいて戦えやしないわ!」
さやかは、明らかに戦闘には不向きな ”トラベル用使い捨てペーパーショーツ” をしばらく眺めていたが、
意を決して 紙パンツ をはき始めた。
さやかは、紙パンツが破れないよう気を配りながら、スカーレットモビルに乗ると、急いで研究所へむけて出発した。
さやかが研究所へ戻ると、そこでは既に マジンガーZ 対 妖機械獣ドラゴΩ1 の激しい戦いが始まっていた。
さやか「ああっ!甲児くんが危ない!」
「はやく、ダイアナンAで応援にいかないと!」
さやかは、急いで ダイアナンA を格納庫から呼び出した!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【次回予告】
マジンガーZの応援に駆けつけたダイアナンAであったが、妖機械獣ドラゴΩ1の電撃を浴びてしまう!
電気ショックを受けた さやかは、自分の意思とは関係なく、条件反射で・・・してしまうのだった!
その7 は、まんが6ページ(カラー1枚) で、4月下旬更新予定です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ダイアナンA編!第2話:「サーキット族・悪魔のパーティー」の巻:プロローグ
地獄城の指令室にブロッケン伯爵が、ドクターヘルに呼ばれていた。
「これを見よ、ブロッケン伯爵。」
「これは、わしが、ある秘密のルートで入手した、新ロボット・ダイアナンAの内部構造の図面じゃ。」
「これが、アフロダイAに代わる新ロボット・ダイアナンAか。」
「光子力研究所の連中が造るロボットなど、どうぜ雑魚ロボットに違いない。」
「確かに、ブロッケン伯爵の言う通り、ダイアナンAが雑魚ロボットであることに間違いはない。」
「じゃが、無駄な損害をださないため説明は聞いておくのじゃ。」
「では、順番に説明してゆくぞ。」
①スカーレットモビル・・・ダイアナンA操縦用バイク。
超小型光子力エンジンで動く戦闘用の大型バイクじゃ。
②スカーレットビーム・・・いままでのアフロダイAには無かったビーム兵器を搭載しておる。
ただしスカーレットモビルの超小型光子力エンジンのエネルギーを使用するので
基本的には、対鉄仮面・鉄十字用の兵器じゃ。
最新の機械獣や、ゴーゴン大公の妖機械獣を破壊するほどの威力は無いので
警戒しなければならんような兵器ではない。
③光子力エンジン・・・・ミサイル収納スペースが作れるほどに小型化しておるが、
出力はアフロダイAと同じじゃ。
④エネルギータンク
⑤ダイアナンミサイル・・・アフロダイミサイルと同じミサイルを、左右各2発づつ、合計4発内蔵しておる。
ミサイル自爆させるチャンスが増えなた。
⑥小型光子力エンジン・・・ダイアナンAの両腕、両足には、独立した小型光子力エンジンがついている。
これにより腕力と脚力は、アフロダイAと比べてアップしたようじゃ。
⑦ボディーバランサー・・・アフロダイ同様に、ここを破壊すれば、ダイアナンAは動けなくなるぞ。
「あしゅら男爵は、ダイアナンAのことをアフロダイAのボディーに、新しい頭部を乗せ換えた
だけのロボットと言っておったが、あながち間違えでもなさそうじゃ。」
「よしブロッケン伯爵、ゴーゴン大公のもとから機械獣をかりてまいれ!」
「光子力研究所を攻略するのじゃ。」
「やつらの新戦力・ダイアナンAは、それほどの脅威ではない!」
「ははっ!」
ブロッケン伯爵が、ゴーゴン大公から妖機械獣ドラゴΩ1を借り受け、光子力研究所へ向けて出撃しようとしている、
その頃、光子力研究所では・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私訳マジンガーZ「衝撃ダイアナンA編!」 第2話:その1 へつづく・・
次回更新は、12月9日(金)、いよいよ本編のスタートです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(注)ダイアナンAの図面は、設定資料を改良したものを使っていますが、ここでの説明は、
私訳マジンガーZ「衝撃ダイアナンA編!」の内容です。
TV版とは、まったく関係ありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー